三国志で偉大で心の広い人物として描かれている劉備玄徳には、優秀な部下たちがいたのです。
孔明の罠というネット用語がありますが、そのワードの諸葛亮孔明の話も読めます。知力をアップさせたい人は、孔明のエピソードは特に必見でしょう。
中国で神として祭られている関羽も、劉備の部下だったのです。実力が神クラスだったのか、それとも内面の尊大さが神なのか!?
一騎当千という言葉にふさわしい劉備の部下の三国志武将と言えば、張飛ではないでしょうか?一人の力で困難な状況を変化させたい人も参考になるでしょう。
諸葛孔明と同じように、劉備から重んじられた龐統(ほうとう)も解説しています。知将を目指している人は、把握しておくべき人物でしょう。
劉備の有能で多彩な人材たちについて、お知らせしていきます!
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劉備玄徳の能力の高い部下一覧!
劉備玄徳は後に皇帝となったわけですが、本当にたくさんの有能な人材から支えられているのです。
あなたの周りにも、劉備の部下に似ている人はいませんか?
諸葛亮孔明は、劉備の部下の中でも欠かせない人物でしょう。もしかしたら、劉備よりも知っている人もいるのでは?
諸葛亮はいわゆる天下三分の計という三国時代を到来させる考えで、劉備を蜀あたりの地域の支配者に押し上げました。
天下三分の計とは、強大な北の曹操を打ち破るために東を孫権が支配し、西を劉備らが治めるというやり方です。
後、天下二分の計という呉が三国時代の蜀漢の部分までを掌握し、曹操に対抗する考え方もあったのです。
劉備の凄すぎる部下の人々を説明していきます。
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劉備に三顧の礼で丁重に招かれた伏竜諸葛亮孔明
劉備の部下だった諸葛亮孔明は、初めから非常に重んじられていたのです。
三顧の礼という昔の故事成語がありますが、劉備が諸葛亮を何回も訪問したことから作られています。
そして、諸葛亮自体がそもそも臥龍と呼ばれる凄腕の人物という評判があった点も、忘れるべきではないでしょう。
臥龍というふせたドラゴンが、劉備という人物を得て飛び立っていくのが、蜀漢帝国の物語と言えます。
そして、諸葛亮は劉備の死後も裏切らずに、息子の劉禅に仕え漢帝室再興を目指し続けました。劉備が凄かったのか、漢帝室再興の大義が大きかったのか。
ただ、諸葛亮は漢再興のための戦を繰り返すことで、蜀を疲弊させてしまった面もあります。
劉備の部下の中でも、諸葛亮(しょかつりょう)はかなり別格なのです。
⇒しょかつりょう!天才諸葛亮孔明とは?名言、劉備、龐統、魏延も解説
劉備の配下兼義兄弟は五虎大将軍
劉備の部下の中には、義理の兄弟となった関羽と張飛がいるのです。
- 春秋左氏伝を暗記していた武神関羽雲長(かんううんちょう)
- 長坂坡の戦いの威圧で有名な張飛翼徳(ちょうひよくとく)
3人は違う日に生まれたが亡くなる時は一緒という、いわゆる桃園の誓いと呼ばれる劉備たち3兄弟の有名な物語があります。
劉備が最後の方に蜀漢帝国を建国できたのは、関羽と張飛という心の支えがあったからこそでしょう。あなたにも義兄弟な人はいますか?
趙雲も劉備の配下の一人ですが、立ち位置や仕えた年月だと関羽や張飛のような存在と言えます。
蜀漢の五虎大将軍には、関羽と張飛だけでなく趙雲も含まれるのです。5人なので他には、黄忠と馬超という武将もいます。
劉備の部下には、心の絆が強い義兄弟として関羽と張飛もいたのです。
⇒曹操別れ見逃す関羽!称号、贈り物、赤兎馬、孫権、張遼、劉備も解説
春秋左氏伝を暗記していた武神関羽雲長(かんううんちょう)
劉備の部下の一人に、神のような自尊心を有している関羽がいます。
関羽は、一時的に劉備の敵となる曹操に仕えていました。曹操からかなり厚遇されたのですが、それでも劉備の元に戻って来たのです。
そして関羽は、春秋左氏伝をかなり覚えていた人物でもあるのです。偉人になりたい人は、歴史書を暗記するくらいが必要なのかもしれません。
ちなみに、春秋というのは孔子の作品で、左氏伝とは左氏の注釈という意味です。
関羽は水を上手く利用する事で、魏の陣営の名将于禁を打ち破ることに成功しました。
ただ、このことで魏に深入りし過ぎ、同盟者であるはずの呉から関羽自身が打ち取られてしまったのです。
勝って兜の緒を締めよということでしょう。
劉備の頼もしい部下として関羽がいたのです。
⇒関羽最後!雲長首、言葉、像、強さ身長、娘妻、張飛死因、曹操も解説
長坂坡の戦いの威圧で有名な張飛翼徳(ちょうひよくとく)
劉備の部下の中でもかなり注目すべき義兄弟の張飛がいます。
張飛は知略でなく、ほぼ武勇で劉備の偉業を助けたのです。
例えば、長坂坡(ちょうはんは)の戦いでは劉備の逃走を援助するために、ほぼ一人で敵を威嚇したわけです。一人で1万人くらいの敵に対抗できると称されるほどの勇将でもあります。
ただ、部下にきつく当たる面もあり、そのことで打ち取られてしまいます。偉くなっても威張らないように注意すべきということでしょう。
張飛を打ち取った者たちが呉に寝返ったこともあり、劉備は呉への戦を強く決意するのです。
義兄弟と呼ばれるほどの間柄の張飛が亡くなったことは、劉備にとって許せない大事件だったのでしょう。
劉備の部下には万夫不当の張飛もいたわけです。
⇒三国志張飛翼徳!能力最強、長坂の戦い、最後、娘、関羽、劉備も解説
劉備玄徳の部下の評価
劉備が仁義と漢帝室再興を掲げていたので、人柄重視の漢思いな人々が集まったのです。
劉備は初めの頃は関羽や張飛のような武勇に優れたものたちが目立ちましたが、後半になると知略に優れる諸葛亮孔明らも活躍します。
武と文の両方が揃ってこそ、大業を成せるのでしょう。
劉備が亡くなった後の蜀漢は人材難に陥るので、劉備の人徳の高さもうかがえます。
諸葛孔明自身は天才と呼ばれるべき偉人と言えますが、厳格に法や制度を適用する事で有能でユニークな人材が出現する機会を奪ってしまっていたのかもしれません。
劉備のように優秀な家臣団が欲しい人は、まずは心を広く構えると良いでしょう。
劉備の元には、志の高い優秀な人々が訪れたのです。
⇒法正三国志!ほうせいすごい能力、性格、定軍山の戦い、私刑も解説
劉備の配下の他の話
劉備が他の人たち以上に有能な人材を登用できた背景には、劉備の人柄があるでしょう。
- 劉備の謙虚でいい人な人柄と眼力
- 劉備の他の部下や仲間
どのような人柄であれば、向上心があり能力の高い人々が集合するのでしょうか。
やみくもに努力するよりも劉備などの偉人のやり方を取り入れるのが、上手くいくコツかもしれません。
劉備には今まで記載した部下以外にもこれは!という人がいるのです。
ただ、その人物は外見の評価はあまり高くなかったようで、あまり高評価を受ける機会がない面もありました。
外見だけで人を判断すると、優秀な人物を見逃してしまうとも言えるでしょう。
あなたは外見だけでなく能力だけで人を判断していますか?
劉備の人柄と他の部下たちをお知らせしていきます。
⇒三国志劉備玄徳の性格!魅力的な人柄、カリスマ性、エピソードの話
劉備の謙虚でいい人な人柄と眼力
劉備は人にへりくだるので、人が自然と集まって来る人柄だったのです。
それが結果として、関羽や張飛や諸葛孔明などの劉備以上と言える能力の高い人々を惹き付けたのでしょう。
謙虚なだけなら、無料で誰でも出来るとも言えるでしょう。
ただ、あまりにも人に上手く取り入るので、劉備と関わると乗っ取られると述べている人々もいたのです。
人の良さが腹黒さに映ることもあるのでしょう。注意しておいてください。
ちなみに、街亭の戦いで馬謖が大敗北を喫するわけですが、馬謖を口が先走ると苦言を呈していたのが劉備だったのです。人の才能を見抜く能力も有していたと言えます。
劉備は、謙虚さと人物眼に長けている人でした。
⇒馬謖とは?諸葛亮孔明なぜ泣いて斬る?街亭の戦い、登山の誤算も解説
劉備の他の部下や仲間
劉備の部下には、諸葛亮と並び評されるほどの知力を有している龐統(ほうとう)もいたのです。
諸葛亮は臥龍(がりょう)と呼ばれていましたが、龐統は鳳雛(ほうすう)と言われていました。鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)ですからダイヤモンドの原石のような意味でしょう。
龐統は結局、劉備の身代わりのような形で亡くなるのですが、その場所を落鳳坡(らくほうは)と言うことがあります。
落鳳坡は、鳳雛が落ちた=亡くなった、坡=場所のような意味です。
関羽が後に呉に打ち取られますが、もしも龐統が生きていた場合、逆に呉を制することができたかもしれません。
劉備の部下の一人の龐統は、かなりの賢さだったのです。
⇒ほうとう三国志!龐統能力、評価、最後、鬼才、名言、生きていたら
まとめ:劉備玄徳の部下一覧!
劉備と深い繋がりであるだけでなく、有能な部下たちをご紹介してきました。
あの諸葛亮孔明と劉備がどのようにして出会い仲間となっていったのかも解説しました。自分が優秀だと勝手に凄い人が訪問してくれることもあるのでしょう。
劉備の若い時から付き従っていた義兄弟の関羽と張飛の能力もお知らせしてきました。
関羽は歴史書を暗記するほどの才能と優れた武勇も有しており、張飛は一人で何千人もの敵と対峙できるほどの迫力を有していたのです。
劉備の部下たちがどのような考えで集まっていたかも示しています。高い志があると自然とそれにふさわしい人材が集うのでしょう。
諸葛亮クラスの軍師と言える龐統も説明してきました。龐統も把握してこそ劉備部下マスターでしょう。
きっちり読んでみると、仲間集めの参考になる話だったのではないでしょうか!