王賁は、楚を滅亡させた王翦の息子なだけでなく、かっこいい有能な将軍でもあったのです。
王翦と王賁と李信将軍は、刺客荊軻の謀略を断罪するために、燕を攻略しました。刺客すら退けた秦には、もはや対処しようが無かったのでしょう。
そして王賁将軍は、魏王假を水の力で降参させたのです。王賁クラスの将軍になると、自然も味方するのでしょう。
また、代王嘉を降伏させたのも、王賁だったのです。王賁がいたからこそ、始皇帝嬴政の中華掌握が、スムーズに進行したのでしょう。
他にも、王賁が死亡した後に、息子の王離がどうなったかも説明していきます。王離も名将と称される武将だったので、王賁のような活躍を見せたのでしょうか。
王賁を詳しく解説していきます！
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目次
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刺客荊軻を始皇帝嬴政に差し向けた燕の太子丹に李信と王翦と王賁は制裁を加えました
王賁は、李信や王翦と一緒に、刺客荊軻を活用した太子丹に勝ったのです。
燕王喜の息子の太子丹は、大国秦に真正面からでは勝負にならないと考え、刺客荊軻に始皇帝嬴政の暗殺依頼をしました。
そして刺客荊軻は、樊於期の首と燕の領地提供を条件として、嬴政との会見を達成し、暗殺成功寸前までいったのです。
しかし結局荊軻は、失敗したため、企んだ燕王喜と太子丹は、逆襲に遭いました。
敵を倒そうとするだけでなく、国内改革も行わなければ、強大な法治国家秦には勝てないのでしょう。
王賁は、父親の王翦や李信将軍と共に、始皇帝嬴政に最後をもたらそうとした、刺客荊軻（けいか）の依頼人太子丹を成敗したのです。
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李信将軍と王賁は太子丹を死亡させ生き残っていた燕王喜を撃破し燕を滅ぼしたのです
王賁は、李信将軍と共に、遼東の燕王喜を追撃し、燕を占領することに成功しました。
そして燕王喜は、秦が攻めて来るのは、子供の太子丹が刺客荊軻を使い、始皇帝嬴政を怒らせたからだと考えていたのです。
ですので、秦に太子丹の首を献上し、燕王喜は束の間の安息を得ていました。
しかしやはり、秦は燕をそのままにしてはおかず、王賁と李信が燕を訪れ、攻略したのです。
秦と燕の国力は大きく異なっていたため、太子丹の首だけでは、秦は満たされなかったのでしょう。
王賁は、かっこいい李信（りしん）将軍と一緒に、息子の太子丹（たいしたん）を死亡させ生存していた燕王喜を捕まえ、燕を滅ぼしました。
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魏王假はかっこいい王賁将軍に大梁を水攻めされたので降伏を決定しました
王賁は、魏と正面から戦うのではなく、自然を味方として、魏王假に勝利したのです。
もしも王賁が秦軍を突撃させていたら、もっと被害が生じ、始皇帝嬴政の天下統一事業に、悪影響が生じた可能性もあるでしょう。
そして、魏王假の父親の景湣王には、叔父に戦国四君の信陵君がおり、信陵君は秦の王齕に勝ったこともある知将だったのです。
ですので、安釐王が弟の信陵君の才能を恐れず、信任し続けていれば、秦の一強を崩せる可能性もあったでしょう。
王賁は、秦の王齕（おうこつ）将軍を敗北させた、戦国四君の信陵君魏無忌（しんりょうくんぎむき）の甥景湣王の息子魏王假を、水攻めにし魏を滅亡に導きました。
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王賁は父親の王翦が項燕大将軍に勝利する以前に楚に勝ったことがあるのです
王賁の父王翦が、楚の大将軍項燕を打ち負かしたことが評判ですが、王賁も楚を破っていました。
楚は、王一族に滅亡させられたと書いても、過言では無いでしょう。
また李信と蒙恬も、楚に勝利してはいますが、城父の戦いで項燕に大敗したのです。
そして項燕は、秦に味方していた昌平君が、考烈王の息子だったため、楚王に即位させました。
しかしすでに、秦と楚の勝負は決しており、王賁の父親の王翦に、項燕と昌平君は最期を送られたのです。
ちなみに、項燕の孫の西楚の覇王項羽が、秦を壊滅させ、楚を復活させました。
王賁が楚に勝ち、後に父親の王翦が項燕（こうえん）大将軍に大勝利し、楚王昌平君（しょうへいくん）を死亡させ、楚に最後をもたらしたのです。
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王翦将軍は幽繆王を捕え趙を滅ぼし王賁は代王嘉を囚え代を破滅させたのです
王賁は、父の王翦が幽繆王を捕虜とした後も逃れていた、兄の代王嘉を捕えることで、始皇帝嬴政に貢献しました。
そして、代王嘉の弟幽繆王の家臣には、李牧がおり、強力な秦軍にも勝てた将軍だったのです。
ですが、趙には奸臣郭開も存在し、秦から多額の財宝を受け取り、李牧を策謀で死亡させました。
李牧が先手で郭開に最後を与えておけば、楚の大将軍項燕と連携し、秦に抵抗することも出来たのではないでしょうか。
ちなみに郭開はかつて、藺相如と並び評された廉頗の帰国を妨げ、闘将の復活を邪魔したと伝わっています。
王賁は、代王嘉を確保し代を壊滅させることで、父親の王翦が幽繆王（ゆうぼくおう）を捕えた後も続いていた、趙の流れを断ち切ったのです。
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斉王田建は李信と王賁将軍だけでなく蒙恬にも攻撃され秦の軍門に降りました
王賁は、万里の長城の監督で有名な蒙恬や李信将軍と共に、斉を滅ぼしたのです。
斉王田建には、秦からの大金で売国した后勝がいたので、秦への防御が弱まっており、あまり抵抗出来ずに滅亡を迎えました。
また田建の祖父の湣王は、燕の昭王に恨まれていたため、先ず隗より始めよで現れた楽毅大将軍から、壊滅的なダメージを与えられたこともあるのです。
そして後に斉の王族には、田横が現れ、斉王に即位しましたが、劉邦に仕えず義を重んじ、五百人と共に自害しました。
王賁は、后勝（こうしょう）の秦への内通により弱体化していた斉を、李信や蒙恬と一緒に攻め、斉王田建（でんけん）を確保したのです。
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張耳を秦軍が猛攻した時には王賁は最後を迎えており息子の王離は西楚の覇王項羽に大敗したのです
王賁は、始皇帝嬴政の天下統一に尽力し、たくさんの国を占領しましたが、息子の王離は反乱軍の項羽に負けました。
そもそも、始皇帝嬴政の後継者は扶蘇の予定だったのですが、胡亥が無理に二世皇帝に即位し、趙高が悪政を行ったのです。
ですので、陳勝呉広の乱が発生しましたが、秦の章邯はどんどん鎮圧していき、張耳を王離が攻め立てていました。
そして王離は、張耳を絶体絶命に追い詰めたのですが、項羽が自軍の逃げ場を消すことで士気を鼓舞し、突撃して来たため、敗北したのです。
王賁の息子の王離は、名将と評判でしたが、父親と祖父王翦も将軍だったことで災いが訪れ、西楚の覇王項羽（こうう）に囚われました。
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まとめ：王賁（おうほん）は実在のかっこいい将軍と史実死亡最後と父親王翦と蒙恬李信
王賁が、どのようにして、戦国七雄の王に勝ったかを解説してきました。ただ王賁が、秦一強の時代に将軍を務めていたことも、覚えておくべきでしょう。
そして、息子の太子丹を犠牲にして生存していた燕王喜を、王賁が倒したことも説明してきました。やはり、自分の子供を見捨てるような王は、未来が無いのでしょうか。
また、王翦だけでなく王賁も、楚に勝利していたことも述べてきました。項燕は、蒙恬と李信に勝った勢いですぐに、王翦に突入すべきだったのでしょう。
他にも、王賁の子孫の王離が、祖先を超える名将にはなれなかったことも、記載してきました。先祖が優秀なのも、考え物と言えます。
王賁は、魏と燕と斉と代の四人の王を確保する偉業を打ち立てた、秦のかっこいい将軍だったのです。
